心臓病の症状は胸の痛みです

近年、大勢の人が狭心症や心筋梗塞で亡くなっています。 その中にはもちろん、長いこと不整脈などの心臓病を患っていて、手術なども何度もしてきた方もたくさんいます。

意外に多いのが、今までなんともなかったのに、突然胸の痛みを訴えて、急に心拍停止してしまう方です。 心臓病の前兆や、他の疾患と見分ける症状の特徴はあるのでしょうか。

多くの心臓発作で亡くなられる方が、病院に運ばれたり倒れたりする数分前から、胸の痛みや違和感といった症状を感じるようです。 すぐに家族や近くにいる人に訴えれば、数分でも早く救急車を呼ぶことで助かるかもしれません。 しかし、「何かおかしい、でもすぐに治るだろう」と思い、黙っている人も多いのです。


また、心臓の異常なのに胃の調子が悪いと思う人も多いのです。 それで、胃の不調ならそのうち良くなると思い、放っておくケースも多いようです。 そのすぐあとに胸が苦しくなり、倒れて意識が無くなってから皆が気づき、病院へ・・・というケースが多いのです。

心臓病の前兆の主なものは、「胸がきゅ〜っと締め付けられたようになる」「急に息苦しくなる」「胃のあたりがもやもやしてくる」などです。 心拍数が多くなるなど、いつもと何か違うと感じたら、ためらわずに人に伝えましょう。 ひとりでいる場合は、すぐに119番で救急車を呼んでください。

心拍が乱れたら数分でも早く病院へ到着することが、命を救います。 前触れを見逃さないで、大切な命を守りましょう。


不整脈の原因

不整脈とは、どのようなものでしょうか。 よく聞かれる表現は、「脈が飛ぶ」というものです。 今まで規則正しく動いていたのに、心臓の脈動が急に不規則になり、一瞬、脈の感覚が空いたように感じることがあるかもしれません。

または、今まで規則正しいペースで動いていたのに、運動もしていないのに急に脈が早くなる、いわゆる「動悸」が始まり、息が切れたり苦しくなることがあります。

このような症状が見られると、びっくりし、急いで医師の診察を仰ぐ方が少なくありません。 しかし、不整脈のすべてが心臓病に関係しているわけではありません。 お医者さんに「大丈夫ですよ、なんの異常もありません」と言われ安心する人のほうが多いのです。


脈の乱れは様々な原因が関係していることがあります。 疲れ、睡眠不足、水分不足などによっても引き起こされる場合があります。 しかし、不整脈が数回起きたからといって、すぐに命が脅かされるということはほとんどありません。 健康な人でも1日に2〜3回程度の心拍の乱れは発生しているのです。

健康体の人でも、一年に数回は動悸を感じるという人も少なくありません。 異常なほどの回数を感じたり、「数分ごとに頻繁に起きる、胸の痛みも伴っている、めまいがする、吐き気がする」などの場合は要注意です。 すぐに病院へ行ってMRIなどの精密検査を受けましょう。